スタードーム2004 活動にっき

※リンクを押すと写真が出てきます

プロローグ

そもそもスタードームってなんですかというお問い合わせには、うまくこたえられず、ただ泣きたくなります。野研というチームが設計したモノなのですが、簡単な構造に見えて、じつは設計に2年かかっているそうで、現在も進化の途中だということです。

で、CATメンバーが、なにかしらのイベントでスタードームを見たことがきっかけで、マネしてつくりたくなりました。骨組みは竹で、天幕は、基本は布でできているのですが、今回は思いつきとイキオイで、巨大プチプチでつくることになりました。

その一 〜スタードーム班始動〜

2004年11月下旬、スタードーム班がうまれました。スタードームは簡単につくれてみんなで楽しめるモノ、と気軽なきもちでのスタートでした。が、準備におもいのほか時間がかかるとわかり、協議の結果、断念チーンてなりました。断念記念日☆11月29日(月)。

シカシ、そんな簡単にあきらめちゃうのかよ、とキャッツ内で紛争がマキおこり、しかられ、時間がかからない方法でやってみようか・・・と、スタードーム班は全員泣きながら、再始動の決意をしたのです。再始動記念日☆12月2日(木)。

決行のクリスマスまで3週間しかアリマセン。一時断念の要因は、天幕の布でした。縫い合わせるのに、かるく10時間はかかるとのことで。そこで、布以外の材料で天幕をつくればいいんじゃねいか、という話になり、候補にあがったのは新聞紙・ビニールなど。とりあえずグッ○イに材料の下見にいってみると、巨大プチプチに全員敏感に反応。コレダと思いました。その場で、天幕はプチプチでいこうよ天幕はプチプチでいこうよ、と方針が決定したのです。(プチプチ=エアキャップのこと)

その二 〜とにかく竹だ〜

とにかく竹だ、竹がいるんだ。ということで、太宰府市まるごと博物館推進室の斉藤室長に、お山の竹をいただきたいのです、とあつかましくもお願いにあがりました。で、快諾。シカモご好意により、室長がひとりで竹を切っておいてくださり、わたしたちは後日運搬をするだけ、ということになりました。

運搬にあたり、とっても悩んだのは竹の長さです。5mの長さのまま運んでこなければならないので、軽トラではことたりません。そこで、ユニック車(とりあえず運転したくない大きさのトラックです)を使って運搬することになりました。運転手には、歩く福岡大仏として名高いM尾先輩をむかえ、12月5日(日)、無事に竹の運搬は完了しました。ドーム班いちどう、とてもとてもホットしました。

その三 〜さぎょうかいし〜

作業としては、竹の準備と天幕作成のふたつです。先に天幕作業からはじめてみました。天幕の最長部分は、約7・8メートルあります。7・8メートルて長いです。作業をはじめてみたら、ホントに長いから笑うしかないかんじになりました。まず、試行錯誤しながら型紙をつくり、廊下に広げたプチプチにマジックで、型紙どおりの線を引き、線にそってはさみで切っていくだけの単純ナ作業なのですが、なにしろ大きいのでグッタリしました。でも、みんなの協力により、天幕の切り取りまでの作業は12月9日(木)・10日(金)の二日間で、ほぼ完了しました。

次は竹です。4・7mの長さに切りそろえた竹を、6つに割ります。なんだか不思議なかんじのする、竹割り器をつかいます。本当は細い方から割るべきだったのに、すべて太い方から割っちゃいました。どうりで割れないとおもいました。竹割り器の刃を竹にグッーと入れ込むために、「蹴り」をつかいました。この、竹割りの儀は、なんだか祭りっぽくて、みんなでわいわい言って楽しかったです。竹割り記念日は12月14日(火)。そして翌日、電動ドリルを使って、竹に設計図どおり穴をあけました。作業としては、ここで大きくひと段落ついた形です。

その四 〜それからクリスマス当日まで〜

12月20日(月)ラストクリスマス最終回のその日、型紙どおりに切り取った天幕を、半球状に貼り合わせる作業をおこないました。3人での作業はナカナカ大変でしたが、空腹をとおりすぎて笑いが出てきた22時頃、直径6mドームの天幕は完成しました。3mドームの天幕は、翌日つくりました。前日のクリスマスイブは、備品準備におわれました。

クリスマス当日の朝7時ころ、集中豪雨的な音で目がさめました。あ。延期(雨天翌日延期の予定でした)。参加者への連絡どうしよう。と考えながら、またねむりにつきました。班長の自覚マルでなしです。でもふたたび起きた時には、晴れ間ものぞくくらいのお天気で、作業を開始したころには雨は完全にあがっておりました

当日の作業の様子は、別の報告ページをごらんいただきたいです。思ったより順調にいきませんでした。遊びにきていただいたはずの野研の方々に指導してもらい、なんとか完成しました。完成したドームの中で、80年代をふりかえりながら、夜は更けていきました。

宴のあとはスタードームの撤去作業です。久しぶりに、心からめんどくさいと思いました。でもみんなでテキパキ動き、政庁跡はアットゆう間に、元どおりツルツルになりました。

CATはじめての具体的な活動が、このクリスマススタードームでした。嫌がらせのようにクリスマスに開催したにもかかわらず、たくさん参加してくれたし、準備から当日まで楽しくできましたので、とりあえずよかったねと思います。

※次回は準備の様子を写真で紹介します。

【文責:八藤丸】


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